ゆいです。
「キレイだな。キレイだって思ったってことは、今は心に余裕があるのかな。
しんどい時は気づけない。見てても、見えていない。
なんか、わーって入ってきた感じ(笑)」
一昨日、同僚と山へ行った時のこと、ボーっと空を眺めていた彼女がこのようなことを言いました。
彼女の感じているものと同じではないだろうけど、「入ってきた感じ」は僕もあった。
往路。山頂へ向かう間は、空は情報を読み取るために見ていた。
雲の流れから天気情報を読み取る(take)ために。
緊張感があった。
復路。途中まではあった緊張感は、「ああ、もう大丈夫だ。」と感じた時なくなった。
歩き方が変わり、心の在りよう?も変わった。
そして、入ってきた。
あちらから、入ってきた。
意識的に取っていた情報とは別のものが。
キューっと締まっていた状態が、フワ~っとゆるんだ。
そしたら、無意識にあちらから入ってきた。
なにか大切なものが。
わーっ!って。
そんな感じ。
別に、キューが悪いわけじゃない。
緊張感は大切だし、意識して、自分からいろいろと取る(take)ことで人生は切り開かれていく。
当たり前の、人の営みだ。
ただ思うのは、「今、ほんとうに大切なもの(こと)って何だろう?」ということ。
何にキューっとしていたのかは、本人もわからなかったりする。
「何か大切なもの」を感じている自分に気づいたとき、その時はじめて、それまでの自分の状態を知ることがある。
「知る」というのは何か違うか。
頭の作用じゃない。からだの側のこと。
自分のことは、わかっているようでけっこうわかっていない。
意識でわかっている自分の外のこと。
景色だって、人それぞれ。
何を見ているのか、感じているのか。
それぞれのタイミングで、見えたり、見えなかったり。
『涙はそこからやってくる。心のずーっと奥の方』
そんな歌詞があったな。
どういう意味か知らんけど。
ゆい