この時期、太陽光で暖められた地球という惑星の北半分では、生命エネルギーの働きが盛んになり始める。
生命力の横溢。
「横溢」を辞書で引くと、
水が漲り(みなぎり)溢れること。また、気力などが溢れるほど盛んなこと。
例「-する若い力」「生気ー」
とある。
漲る。溢れる。などの語を用いて表現されることから、「水」の属性に関わる現象であることがわかる。
地が温まり、雪が融け、流れ出るイメージ。
最初は、じわりじわり。
そのうち、奔流となって流れ落ち、
水瓶は今にも溢れんばかり。
この現象は、地上に生きるすべての生命に等しく起こっている。
身の内に水を湛えているものすべてに。
我々にも。