少年は言いました。

 

 

 

 

 

 

新人のゆいです。

先日、同僚から一枚の地図をもらいました。(写真)
僕が今住んでいる「新屋」(にいや)地区の地図でした。

昨日、近所の方へお届け物をしに行った折、ふと「歩いてみっか」という気分になり、一人、散策を始めました。
迷路のように小路が通っていたり。
私有地なのか路なのかよくわからないゾーンがたくさんあったり。
辿った路が草むらに消えて行ったり。
ぜんぜん地図通りじゃなかった(笑)

でも、そこなんですね。
そこがよかった。
自分の頭の中に地図を作っていく過程。
路がつながったときの驚きと密かな満足。
その繰り返しのうちに、 しだいに自分が満ちていく。

道を失ったものが自分の座標を取り戻すとき。
自分の地図を作り上げていくとき。
そこには「なにか」がある。
安心感だけではない、「なにか」が。

「地図読みが上手になるのもいいけれど、
たまには地図を持たずに歩こう。 」

少年は言いました。

 

 

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