コロナ禍でも子どもたちに体験を!

2021年2月22日朝、
尼崎市立七松小学校の校庭に、雪が運ばれてきました。
運ばれてきた雪は、トラック3台分。
小学5年生の自然体験事業で使用されます。


本当は行くはずだった「とちのき村」の雪がきた!


例年、4泊5日で行われる小学5年生の自然学校事業。

2020年度、尼崎市の小学校では、コロナ禍に伴い、
同事業の実施日程を、【4泊5日】から、宿泊なしの【0泊1日】に
短縮して実施することになりました。

同市の多くの小学校では、例年、自然学校事業で
学校から車で3時間程かかる、
【尼崎市立美方高原自然の家「とちのき村」】(兵庫県香美町小代区)を
利用してきました。

しかし、「移動時間が長くなるため、日帰り利用が難しい」
という理由から、2020年度は1校も利用することができませんでした。

今回、七松小学校にやってきたのは、
本当は行くはずだった「とちのき村」の雪と、同施設のインストラクターです。


「可能な限り、楽しい自然体験をさせてあげたかった」


この企画の発案者は、七松小学校5年生の担任の先生です。

「コロナ禍で子どもたちもストレスがたまっている。
可能な限り、楽しい自然体験をさせてあげたかった」

その言葉のとおり、
尼崎ではほとんど見ることのできない「雪」を前に
子どもたちは、雪だるま作りやそり遊びなどの
雪あそびを思いっきり楽しみました。


「今年は自然学校も1日だけだったし、学校での決まりごとが増えて大変だった。今日はすごく楽しい」
と、体験した5年生の児童の一人。

また、別の児童は、
「普段はできないことができて、うれしい。お姉ちゃんに自慢する」
と声を弾ませました。


コロナ禍でも子どもたちに体験を


尼崎市の自然学校による体験教育の拠点となっている
【尼崎市立美方高原自然の家「とちのき村」】では、

コロナ禍で、学校イベントをはじめとする【体験教育】自粛に伴い、
「今、できる限りの【体験】を届けること」
を目的に、尼崎市内の小学校支援など、多くの出前授業を行いました。

【尼崎市立美方高原自然の家】2020年度自然学校支援の状況
尼崎市立小学校41校中、31校(延べ37事業)の支援を実施
支援内容:自然学校の運営指導及び補助/活動の提供(ツリーイング・雪あそび・野外炊事・クラフト・餅つきなど)/自然学校企画の支援


まだまだ、先の見えないコロナ禍による「体験活動の自粛」
尼崎市立美方高原自然の家では、
引き続き、「できる限りの体験」の提供が出来るよう
柔軟な対応で取り組んでまいります。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。