こんにちは!まっつんです!春は眠たくてたまりません。皆さんは眠気冷ましの良い方法があったりしますか?僕は受験勉強の頃は眠気がくるとお気に入りの服に着替えるという方法をとっていました。そのまま寝てしまうと、しわになるので、寝ずに耐えられるという理論でしたが、結局寝てしまうことが多かったです。
さてさて、暖かくなって昆虫を目にすることも多くなってくるのではないですか?前回は「完全変態」まで進化が進んだので今回は「被子植物の誕生」に関して書こうと思います。
「なぜ昆虫の進化に植物?」とお思いでしょうか。しかしいわずもがな植物と昆虫は密接な関係があるので、互いに大きく影響をしあっています。
まず被子植物ですが、簡単に言うと「実があり、花が咲く植物」です。被子植物に対して「実がならず、花が咲かない植物」を裸子植物といいます。被子植物はおおよそ1億8000万年前にはあったといわれていますが、最初は数が少なく裸子植物の方が多かったようです。しかし現在では植物の約9割が被子植物になります。
被子植物と昆虫の関係にはみんなを悩ます「花粉」が一つのキーワードになってきます。花粉は植物にとってとても重要で「雄の植物が作った花粉」が雌の植物まで届かなければ種を作ることができません。しかし動くことのできない植物はどうやって花粉を運んでいるのでしょうか?裸子植物は「風」を利用しています。大量の花粉が風で飛ばされ、たまたま雌のところに届けば成功です。それに対して被子植物は「昆虫」を使って花粉を運びます。
実は植物の綺麗な花や良い香りは人間のためにあるのではなく、昆虫をおびき寄せるためにあるんです!昆虫にとっては、ここには蜜があるよという植物からのメッセージになります。それにおびき寄せられた昆虫が蜜を吸う時に体にたっぷり花粉を付けて、また別の花に飛んでいきます。その花が同じ種類の雌であれば成功です。
この昆虫と花の関係はとても複雑で面白いです。例えば、人間の目には白く見えるような花でも、昆虫の目で見ると黄色に見えるような花もあります。また蝶々の口が、花の蜜を吸うためにストローのように進化したのもこの関係があってこそです。こうして植物と昆虫は互いを利用して進化をすすめ、すみかも増やしていきました。
昆虫が花粉を運んでくれないと植物は実を付けることができないので、「りんご」や「なし」のような人気の果物も食べれなくなります。一見影響がなさそうな小さな昆虫たちの生活は、我々が生きていくうえで欠かせない役割を果たしてくれていたんですね。
さて次回は「社会性昆虫の秘密」について書こうと思います。
※様々な説がありますので、誤りもあるかもしれません。是非色々調べてみてください。