こんにちは!まっつんです!美方高原では昨夜から雪が降り20cm程積もっています。暖かくなって活動を始めた昆虫や小鳥には手痛い雪となりそうです。
さて、前回(3月13日)のブログで、昆虫が翅をもつ段階まで進化が進んできました。今回は「完全変態」という進化に関して書こうと思います。(変な言葉ではありません。)
昆虫は完全変態をするかどうかで大きく分けることができます。簡単に言うと「蛹」の期間があるかどうかです。反対を不完全変態というのですが、バッタやカマキリなど産まれた時の姿と大きく変わらない昆虫になります。セミやトンボも幼虫の期間とは大きく姿が変わりますが「蛹」の期間があるので不完全変態に分類されます。完全変態はカブトムシや蝶々、ハチなどの昆虫が分類されます。
「蛹」という期間は全く動けずかなり無防備な期間になるのですが、なぜこういった進化をたどったのでしょうか?完全変態を行う昆虫が初めに現れたのはおおよそ3億2000万年前に現れたといわれております。現存している昆虫では「ヘビトンボ」といわれる昆虫になります。美方高原にも生息しているのですが、どうしても写真を撮ることができませんでした。「蛹」になるのは、気候の悪化(めちゃくちゃ寒くなる、酸素が少なくなる)に耐えるためにそういった進化がうまれたとされています。実際「蛹」の形で冬を越す昆虫はたくさんいます。
また他にも成虫と幼虫で食べるものが違うので同じ種類で争うことがないというのも大きな利点といわれています。(例 蝶々の幼虫の青虫は葉っぱを食べますが、成虫の蝶々は花の蜜を食べますよね!)
やはり完全変態の昆虫の人気者といえば、カブト、クワガタでしょう!
クワガタやカブトは成虫になってからは大きくなりません。なので、「蛹」になる前の幼虫の時期にどれだけたくさん食べるかで体の大きさが決定します。「蛹」の過程では、一度幼虫の体をドロドロに溶かして、成虫の体をつくってゆくみたいなのですが、もはや意味不明です。
こうして昆虫たちは、様々な環境の変化にも対応できる能力を得て、着々と種類と生息場所を増やしていきました。
さて次回は「被子植物の誕生」について書こうと思います。お楽しみに!
※いろんな説がありますので、誤りもあるかもしれません。是非色々調べてみてください。